朝、大きな虹が出ていました。
台風が近付いているためか、少し不気味な空色の中でしたが、綺麗でした。
七色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)ある!を今日初めて認識しました
お隣中国では、虹を創造と雨を降らせる神話、伝説上の巨大な蛇や竜としてみる風習(”虹蛇”と言うそうです)があるそうです。
”虹”が虫偏なのもここから来ているんだそうです
この話と繋がる建築豆意識
寺社建築の様式の中で、彫刻が施された少し弓なりに曲がった梁があります。
この梁のことを”虹梁(こうりょう)”と言います。これは虹のアーチ状の形からきている名前です。
もうひとつ本殿と呼ばれる建物のちょうどお賽銭を投げ入れるあたりの屋根を支える柱と本柱を繋ぐS字型に曲がった梁を見たことありませんか?
この梁はまさにそのカタチから”海老虹梁(えびこうりょう)”と言います。
その海老虹梁は彫刻や色付けなど様々な装飾を施されることが多いのですが、
その中でも、まさに”虹蛇”そのものがありました。
虹の梁だから、蛇の梁、竜の梁。
”海老”は何処行っちゃったんだろう?なんて野暮なことは言わない、イワナイ・・・
でも、何となく見過ごしていたことが何かをきっかけに繋がると楽しいですね。