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2021年7月18日(日) 00:05

東京体育館

4月にリニューアルオープンした長野善光寺近くの長野県立美術館に行きたい!という話を妻にしていた時のこと。

設計者の宮崎浩氏はね…と建築オタク(自称)のHOMがウンチクを垂れ始める。

「彼は槇文彦さんの事務所に居てね…」と言いかけた時、
妻が「あっ、その人って東京の体育館を設計した人!」
HOM「えっ!?なぜ知ってる?」
妻「だって若い頃東京行った時、見ながら教えてくれたじゃん」
HOM「マジか。すごいねよく覚えてたねー」
妻「そうそう、若い頃の記憶って残ってるよねー」

確かに!   昨日の夕食は思い出せない…のに^^;

*ちなみに妻は建築素人です。なのにそれなりにオタクっぽい^^

コロナが収まったら...
 

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2010年12月23日(木) 00:22

X'mas

日本全国イルミネーション全盛です。

豊橋の街もがんばってます


イルミネーションがあることで街もそれなりに活気づく、いつもは暗い街も
華やかになる、クリスマスの雰囲気も盛り上がる、決して悪くはない・・・

けれど、けれど、です。
ちょっと間がありすぎることと、色が青主体なことで、個人的には豊橋の夜の顔は、少しばかりもの悲しく感じてしまいます。

青色のイルミネーションは安価である、とか寿命が長いとか、いろいろな説を聞きますが、青、白主体だと、寒い冬の夜がより寒く感じてしまうのはぼくだけでしょうか?

ベタ、というか、トラディショナルというか、このイルミネーション、

とっても綺麗です。ほっこりとさせてくれます。

こちらの色、雰囲気のほうが、不景気な今の日本を元気づけるにはぴったりだと思います。

設計室HOMの隣の喫茶店カナディアンコーヒーハウスさんです。
もう少しの間は点灯しているはずなので、ぜひご覧ください。

ココロ、温まりますよ。

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2010年10月28日(木) 11:05

建物にリボン!?

故・黒川紀章氏設計で1981年に完成した「浜松サーラ」ビルの全面改修工事の完成見学会に行って来ました。
”リファイン建築”という新しい改修工法でジャンル切り開いてきた青木茂氏と、前例のない構造形態と意匠性を加味した実績で、構造設計という地位を確実に押し上げてきた、金箱温春氏。
今の日本建築界のトップランナーである両氏による耐震補強全面改修工事です。

普通の耐震補強の枠から外れた発想、感覚、技術、意匠性、施工管理、そして発注者の度量に拍手!!!です

   

既存の建物にリボンのように巻き付けられた耐震補強の鉄骨。
「スパイラル・ブレース・ベルト補強」だそうです。
実際目の当りにすると圧巻です。

浜松市東区西塚町にあります。

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2009年12月25日(金) 23:11

ミニチュア

息子のサッカークラブチームの試合観戦で名古屋近郊の大学に行ってきました。近場ばかりでなく、県内、県外に遠征することも多く、僕としてはサッカー観戦だけでなく、いろいろなところに行けて、おまけに普段入れないような施設にも入ることができるという、トリプルに楽しめるお気に入りのレジャーになっています。

で、今回はこの大学。グラウンドは一級品の人工芝。キャンパス内の施設、樹木なども本当にしっかりと手入れがされていて、清々しいほど気持ちの良い大学でした。

その大学の敷地の入口にあるのがコレ。



郊外のせいもあるのですが、かなり遠くからでも認識ができ、ランドマークとしての役割を持つ大学の先進的なイメージを象徴する(たぶん!?)建造物です。
高さは目測ですが20数メートルぐらい。
こどもたちからも「おォー、スゲェー!」と声が上るほどインパクトのあるものです。

でも、どこかで見たことあるカタチ・・・?



パリの新都心デファンス地区の入口にそびえ建つ”新凱旋門”と呼ばれるグランダルシュです。

パリにある戦勝記念碑としての2つの凱旋門(エトワールとカルーゼル)を結ぶ直線(シャンゼリゼ通り)上(パリの都市軸と呼ばれています)に造られ、形も意識して現代的な凱旋門風にしたため、日本語訳としてはそう呼ばれ、パリの観光名所になっています。大きさは1辺約110mの立方体。

そう、そのグランダルシュのミニチュア版です。


こういった有名な建物のミニチュア版は、実は日本にはかなりの数存在しています。街中採取のテーマのひとつにしてみようと思います。

議論は分かれるところですが、その建造物が持つ、精神性、求心性、象徴性etc.を取り入れたい、ということなのでしょうか・・・・・・?
日本人のアメリカ、ヨーロッパへの”憧れ”がなせるワザかもしれませんね。

さっそく、身近で見つけた2物件。

 某豊橋駅ペデストリアンデッキ上のこの物件、原型は・・・

 ルーブル美術館のガラスのピラミッド。


 某広小路通りの入口の門、原型は・・・

 アメリカのセントルイスにある西部開拓記念碑”Gateway Arch”です。
大きさは巾、高さとも192m!凄い門です。

2物件ともまさにミニチュアです。

余談ですが、セントルイスのGateway Arch、
 こんな内部のトラムというエレベーターで、アーチの頂点にある展望室に行けるんです、って!
行きたいですねぇー

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2009年10月9日(金) 21:45

拍手

9/7のブログでお話した”スーパーフレーム”、さすがに今回の”メーロー”にはかなわなかったんじゃないかな、と恐る々々、けれど、残ってろよっ!と半分祈る気持で対面してきました。

残ってました!

なんと無傷です!(というか元々傷だらけですが・・)

ボロボロの体で”メーロー"に勝った”スーパーフレーム”に拍手!

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2009年9月23日(水) 23:27

低気密高快適住宅

現場に通う道すがら、いつも気になって、羨ましく感じている建物があります。

普段はこんな感じ。昔の小学校の木造校舎の雰囲気を漂わせる、下見板張り(*1)の仕上げです。


ところが、天気の良い日はこんなふうに・・・・

外壁全体が開放できるんです!

住宅の性能(営業言葉?)をあらわす言葉に「高気密高断熱住宅」というのがありますが、この建物(住宅ではなさそうですが)、その真逆の性能

そもそも”高気密”も”高断熱”も窓を開ければ何の意味もないこと。

だから窓を開け放して気持良いと感じる期間の長い豊橋地方にとっては、”高・・”は必要なく、きちんとした”気密”、”断熱”がしてあれば充分、というのが僕の考え。

さらに言えば、兼好法師が徒然草で言っているように、”家つくりは夏を旨とすべし”です。

庇を深く、開口部を広く、強い陽射しを避け、風通しの良い湿気に負けない家。

つまりこの家のように、”自然が通り抜ける家”が理想、とさえ思っています。

名付けて、”低気密高快適住宅

(*1)下見板張り:横板を下部から数センチずつ重ね合うように張ったもの。

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2009年9月7日(月) 23:03

スーパーフレーム!

街の中で見つけた感動モノ、噴出しモノ、何か面白いモノ。

僕が尊敬して止まない、赤瀬川原平、藤森照信氏らによって発足された
路上観察学会。そのコンセプトが大好きです。

<路上観察学会とは?>
路上に隠れ潜む、通常は景観、美観とはみなされない建物、看板、貼紙などを採取、博物誌的視点や見立てによって解読している。

<文春文庫「路上観察 華の東海道53次」より抜粋。>


そのコンセプトにのっとり、自分で採取したものを、
これからこのカテゴリーに載せていこうと思います。

その第1弾!


少なくとも僕がこの建物(?)に気がつき始めてから10数年になります。

普段建物を設計させていただいている者として気になって仕方がない存在です。
何故壊れないんだろう?・・・というより、建物っていうのは、自分たちが考えているよりも、はるかに強いんじゃないのか、と思わせてくれる物件です。

豊橋の強い北風にも、つい最近あったマグニチュード4にも、10年ぐらい前の5弱にも、集中豪雨にも間違いなく耐えてきたこの構造。

名付けて”スーパーフレーム!”

これを眺めていると、最近の建物は絶対過剰強度ですよね

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